犬パルボウイルス感染症

病気の概要

パルボウイルスという自然界におけるウイルスの中でも最小の分類に分けられているウイルスがあります。
このパルボウイルスにワンちゃんが感染してしまう病気を、犬パルボウイルス感染症と呼びます。
消化器系・呼吸器系に異常が出る病気です。

このパルボウイルスは、犬のみ、もしくは猫のみに感染するウイルスという形で、多数存在しています。
その為、犬の場合は、「犬パルボウイルス感染症」と呼んでいるのです。
現在のところ、人間への感染は認められておりません。

この病気の厄介なところは、原因となるパルボウイルスが、平気で半年、1年と生存してしまうことです。
その為、ウイルスが物に付着してしまいますと、そのウイルスが生き続けてしまうので、目には見えていなくてもウイルスに汚染されているものが存在し、それに接触することで知らぬ間に、犬パルボウイルス感染症になってしまう可能性もあります。

感染源は接触感染で、犬パルボウイルス感染症である犬の便や嘔吐物などへの接触が原因です。
ウイルスが付着した不着物、もしくは人の手などを介して感染することもあります。
ワクチン未接種の子犬や老犬に、感染が多く見受けられます。

主な症状

犬パルボウイルス感染症は2つの症状に分類できます。
腸炎型と心筋炎型と区分しており、腸炎型は消化器系の症状が、心筋炎型は呼吸器系の症状が出てきます。
潜伏期間はいずれも、4日~1週間です。

腸炎型の場合は、嘔吐下痢、ひどいと血便が生じます。
それと同時に、脱水症状も見受けられるでしょう。
腸炎型は、生後10~12週ぐらいの赤ちゃん犬に多く、それだけに治療は急を要します。

心筋炎型は、更に小さい赤ちゃん犬に多い症状です。
発症後、数時間で呼吸困難および脱水症状が始まり、急死してしまう可能性が高いです。
嘔吐なども見られます。

また、妊娠中のメス犬が感染するケースもあり、この場合は、流産や死産という結果を引き起こしてしまいます。

治療方法

残念ですが、犬パルボウイルス感染症に対する特効薬はなく、多くの場合、脱水症状や呼吸困難で、死を迎えてしまいます。
そのため治療は、脱水症状を防止するための輸液を行う以外ありません。
後は、二次感染を予防するための抗生物質の投薬になります。

犬パルボウイルス感染症の予防方法はワクチン接種です。
産まれて数週間で感染してしまいがちな病気ですので、適切な時期・回数のワクチンを獣医師の指示通りに行うことが、何よりも大切です。

また、1頭(1匹)が感染してしまいますと、多頭飼いの場合そのほかのワンちゃんが危険です。

まずは、感染したワンちゃんから隔離します。
そしてその後、感染したワンちゃんが接触したもの全てを消毒する必要があり、これには迅速な作業が求められます。
煮沸消毒および、次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用して、確実に消毒していきます。

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