犬伝染病肝炎

病気の概要

アデノウイルス科のひとつ、犬アデノウイルスI型というウイルス感染で発症する病気が、犬伝染病肝炎です。
ウイルスに接触することで感染します。

犬アデノウイルスI型には恐ろしい特徴があり、犬伝染病肝炎になったワンちゃんがきちんと治療をし、完治したとしても、一定期間は感染性があるウイルスが体内で存在し続け、半年以上、犬伝染病肝炎経験のあるワンちゃんの尿と一緒に排出されます。

ワンちゃんといえば、道路や公園でおしっこをするのが普通です。
それだけに、犬伝染病肝炎経験のあるワンちゃんの尿は、屋外のどこに潜んでいるか分かりません。
ですので、お散歩などがきっかけで、いつの間にやら犬アデノウイルスI型に感染し、犬伝染病肝炎を発症してしまうということがありえるのです。

主な症状

犬伝染病肝炎の特徴の一つは、症状が様々であるということです。
軽症の場合もあれば、重症で最悪は死に至るケースもあるというほど、症状の差が激しい病気です。

まず軽症の場合は、発熱および鼻水程度で、人間で言うところの風邪のような状況で終わってしまいます。
あっても、食欲が少々落ちるぐらいです。

また、成犬に多いのが、感染しても症状が出ないというものです。
不顕性感染と呼びます。

重症の場合は潜伏期間終了後、症状が出始め、高熱、下痢嘔吐、鼻水、腹痛などの症状が出てきます。
大体5日前後、このような症状が続き、自然に回復していきます。
回復期には、角膜が浮腫を起こし、青白く濁るブルーアイと呼ばれる症状や、前部ブドウ膜炎が見受けられますが、こちらも自然完治します。

犬伝染病肝炎は突然死してしまうケースもあり、これは幼犬に多くみられます。
さっきまで元気だった愛犬が、急にお腹の痛みを起こし、長くても2日以内に死亡してしまうという衝撃的な事態になります。

治療方法

犬アデノウイルスI型に対する特効薬は、存在しません。
二次感染を防ぐため、抗生剤を使いますが、それ以外は、肝臓機能が自然回復するのを待つより他にありません。
症状を見て、対症療法として食事療法および、点滴や輸血を行う事もあります。

犬伝染性肝炎の予防は、ワクチン接種です。
獣医師の指示通り、適切なワクチンの接種時期や回数を守り、行っていきます。

次に大切なのは、散歩の時のしつけです。
犬アデノウイルスI型は、犬伝染病肝炎になったワンちゃんがきちんと治療をし、完治したとしても、一定期間は感染性があるウイルスが体内で存在し続け、半年以上、犬伝染病肝炎経験のあるワンちゃんの尿と一緒に排出されます。

ですので、散歩中に他のワンちゃんの尿のにおいを嗅いだり舐めたりしない。
草や落下物を安易に口にしないよう、しつけていきましょう。

またこのような背景から、屋外のいたるところで排尿させること自体を嫌がるペットオーナーも多くなってきているのが現状です。
出来れば排尿・排便は、自宅敷地内で済ませられるように、しつけていく事も考えなければいけません。

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