副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

病気の概要

内分泌系疾患の一つに、クッシング症候群というものがあります。
これは、腎臓の上にある副腎という器官から、副腎皮質ホルモンが持続的に過剰分泌される症状です。
別名、副腎皮質機能亢進症とも言います。

クッシング症候群の原因は、脳下垂体の前葉や中葉部分、そして副腎の腫瘍です。
腫瘍が原因となり、副腎皮質ホルモンが過剰分泌するのです。

高齢のワンちゃんに多い症状で、年齢的には8歳から12歳までに多く見られます。
また、小型犬に多く発症するという特徴があります。
該当する年齢層の小型犬が、水を多く飲むようになったり、食欲が急に旺盛になったら、クッシング症候群の可能性が考えられます。

主な症状

代謝に異常が発生することから、一番多く見受けられる症状が肥満です。
それ以外にも、代謝が落ちているので皮膚が赤くなったり、血圧が上がったり、顔やお腹が膨れてきたりと、色々な症状が出てきます。

全体的に毛が薄くなり、左右対称に脱毛する症状も見られます。
また、水分を過剰に摂取し、その分尿の量も異常に増えます。

約5割のワンちゃんが、合併症として甲状腺機能低下症を併発します。
そして約1割のワンちゃんが、糖尿病を併発します。

クッシング症候群を治療しないでそのままにしてしまいますと、高血圧症、心不全などになってしまうケースもありますし、命の危険性がある症状が出てくる事もありますので、早めの治療が必要です。

治療方法

クッシング症候群の診断は、視診および血清中の副腎皮質ホルモン量で行います。
クッシング症候群と分かりましたら、原因を突き止めるため、下垂体に異常があるのか、副腎が腫瘍化しているのかを検査します。
そして原因が分かると、それに合った内科的治療もしくは、外科的治療や放射線治療を行います。

基本的に完治は困難で、副腎皮質のはたらきを一時的に弱める薬などを継続して使用していくことになるケースが一般的です。

同時に、食事療法に注力していきます。
低脂肪で良質な蛋白質を食事で摂取するよう心がけ、食事の管理をきちんと行っていきます。
水分は、通常よりも多めに与えるように心がけましょう。

これといった予防法はありません。
ただ、早期発見・早期治療が大切な病気ですので、定期的な健康診断と、老犬の場合は、水分摂取量と尿の量を、日ごろからチェックすることが求められます。

【無料メール講座】
愛犬の健康管理編【全38回】目次はコチラ

プレゼントのお知らせ

6月のプレゼント【ペット専用ステンレス水筒「H2O4K9」シルバー】(3名様)

応募はこちらから

ページ上部へ戻る