人の食事の食べ残しを与えても大丈夫ですか?

「人が食べれるんだから、犬だって普通に食べれるでしょ?」そのように考える方もいるかもしれません。実際はどうなのか?考えていきましょう。

昔の話

昨今の一般論としては、「人の食べ残しを犬に与えるのはNG」とされています。これには色々な理由がありますが、この理由については、後ほどお話しするとして、ここでは昔の話をさせていただきます。

犬の祖先は、狼といわれています。ご存知の通り、狼は肉食動物です。同様に犬も元来、肉食動物であります。

ですが今、犬は「もしや雑食動物なのでは?」というぐらい、色々なものを食べられるようになりました。この理由は、犬猫が人に飼われるようになった最初の頃の時代にさかのぼります。

犬猫が人間に飼われはじめた時代には諸説ありますので、ここでは追求しませんが、ドッグフードという商品が、日本に入ってきたのは戦後の話。

その後、昭和40年代に入ってようやく、一般的に使われるようになってきたと言われています。それまでは、飼い犬は何を食べていたのかといえば、残飯、つまり人の食事の食べ残しです。

飼い犬には残飯を与えるということが、昭和40年代ぐらいまでは、とても普通のことでした。残った白米に味噌汁を入れて、そこに、余った肉や魚をほぐして入れる。こんな感じの食事を飼い犬たちは、ずっと続けてきました。

この残飯が、「まるで雑食のように見える犬へと成長させた」とまでは断言できませんが、その可能性はきわめて高いと言えるでしょう。

家族の一員として位置づけられた今

このような昔の話を考えていくと、「人の食事の食べ残しを与えても大丈夫ですか?」と聞かれたら、「駄目です。」とは言い切れません。なぜなら長い間、そうやって犬は飼われてきたのですから。

しかしその一方、「ワンちゃんの寿命」というところに目を向けていただきたいと思います。ある動物病院の調査によると、1980年ごろの犬の平均死亡年齢は3歳程度だったのに対し、1990年代には、10歳を超え、1998年以降は、13歳から14歳となっています。

この結果は医療面の発展はもちろんですが、当然それだけではなく、犬が家族として位置づけられ、大切に扱われ、そして食事面においても大きく変化してきた結果であると言えるでしょう。残飯ではなく、きちんと犬に合う食事を与えていくことで、確実に寿命が伸びていったのは明確です。

ではなぜ、犬用の食事にして寿命が劇的に伸びたのか?

犬にとって危険な食べ物の摂取が、極力減らせたということが挙げられるでしょう。

たとえば、犬が食べてはいけない食事の代表格であるネギ類。日本の食卓には、ネギ類が入っている食事がたくさん並びます。残飯であれば少なからず、ネギ本体ではなかったとしても、ネギ類のエキスを少しづつ食べていたと想定できます。

次に塩分や糖分、刺激物、脂質などです。少しであれば大丈夫ですが、人間基準は犬に当てはめてしまうと健康を害します。人間の食べ残しとなると、その量は人間基準ですから、犬の健康を考えるとNGでしょう。

このような危険要因を排除するためには、やはり人の食べ残しを犬に与えるのは避けるべきでしょう。

しつけ面を考える

一般論で、「人の食べ残しを犬に与えるのはNG」といわれている理由のもう一つが、しつけです。人間の食べ残しをあげる習慣をつけてしまうと、「人間のものを食べてよし」「人間の食べ物をいつでも貰える」と犬が勘違いします。

そうなると、常に食べ物を欲しがるようになりますし、外出先などでも大騒ぎになりかねません。

また、一度人間の濃い味に慣れてしまうと、薄味の犬用の食べ物を食べなくなってしまいますから、尚更厄介です。普段はドッグフードで、時折人間のものをあげているという飼い主も多いようですが、これも濃い味に慣れてしまうきっかけとなってしまいがちです。

こう考えていくと、人間の食べ残しは、犬に与えるべきではないという、近年の考え方が理解できてくると思います。

【無料メール講座】
愛犬の健康管理編【全38回】目次はコチラ

プレゼントのお知らせ

6月のプレゼント【ペット専用ステンレス水筒「H2O4K9」シルバー】(3名様)

応募はこちらから

スポンサードリンク

ピックアップ記事

スポンサードリンク

迷子犬・猫掲示板

迷子犬・迷子猫掲示板はこちら
【無料】迷子の子別に専用ページを作り、Twitterで情報の拡散をお手伝いします。

おすすめ記事

ページ上部へ戻る