犬に多い歯の病気は歯周病

歯を支えている歯肉のポケット部分に食物のカスが溜まり、そのカスに含まれている細菌が繁殖すると歯肉に炎症を起こさせ、やがて骨を溶かせて歯が抜けてしまう病気です。

これは人間にも起こる病気ですが、犬の場合、人間よりも発生しやすくしているのが口腔内の弱アルカリ性。歯肉のポケット部分に溜まった歯垢は放置しておくとやがて石灰化、つまり歯石になります。

アルカリ性は石灰化を早めてしまうので、そのスピードは人間が25〜6日の期間であることに対して、犬の場合は3〜5日、じつに5倍もの早さで歯石になってしまいます。

歯石は歯垢の表面から石灰化します。石灰化すると同時に細菌は死滅しますが、問題は表面だけ石灰化しているため、歯肉についている歯垢の細菌は温度と外部からの刺激に守られて繁殖しやすくなっていること。歯石が始まると細菌が歯肉に入り込みやすくなり、歯周病にかかる可能性が高くなるのです。

さまざまな病気を併発させる歯周病

歯肉に入った細菌がどのような作用を及ぼすかというと、歯を支えている骨、歯槽骨を溶かして歯をぐらつかせる、歯肉に炎症を起こさせて膿を作る、さらに細菌が増殖すると血管に侵入して体内を回り、心臓を始めとする内臓疾患を引き起こします。

また歯槽骨が完全に溶けると歯が抜け、歯肉に開いた穴をさらに悪化させて口と皮膚を貫通させる歯瘻という重症にまで発展します。ほかにも上の歯から歯周病が進行して口と鼻を貫通させる口鼻瘻管、歯が脆くなっているために顎が骨折する下顎骨骨折などの症状があります。

歯周病予防は日頃の行動をチェック

本来、犬は食物を引きちぎって噛み砕き、それを強い消化液で分泌していたために歯周病にはなりにくかったのですが、人間のパートナーとなってからは柔らかい食物が与えられるようになり、それが歯垢を増長させる原因となりました。したがってパートナーである人間から犬の歯の健康を守る必要があります。

歯周病予防としては、その兆候を見ることから始まります。人間でも歯槽膿漏の人は口臭が強いように、犬も口臭のチェックを行いましょう。歯周病にかかると当然、噛めば歯が痛いので、食事の時に泣いたり、柔らかいものだけを食べるようになったり、痛くない方の歯で噛むように片側だけを使っていたら要注意。口を調べて歯石の状態を確認してください。

通常、犬の歯は人間よりも白いのですが、歯石が溜まると根元の部分から黄ばんできます。歯石が溜まると日頃の手入れでは取ることができないため、動物病院の専門医にかからなければなりません。これは犬に取っても負担の大きいことなので、日頃から歯の手入れをしてあげましょう。

歯磨きの最初は慣れることから始める

子犬のしつけの段階から歯磨きの習慣がないと、最初は嫌がるケースが多く見られます。いきなり歯磨きを始めるのではなく、最初は口の回りを触っても嫌がらない工夫から始めてください。このトレーニングはおすわりや無駄吠えをなくすのと同じように、口の回りを触った後でご褒美、つまり報酬系の訓練をすると効果的に進めることができます。

口の回りを触っても抵抗を覚えなくなってきたら、最初は指にガーゼを巻いて歯茎から歯を軽くマッサージすることから始めましょう。慣れてきたら歯磨きシート、歯ブラシとステップアップしてください。歯ブラシは乾いたままだと犬が違和感を持つので、ぬるま湯に浸し、歯に対して45度の角度で磨くと歯垢が取れやすくなります。いきなり大きな歯ブラシで磨くのではなく、最初は小さめの歯ブラシで丁寧に磨いてあげてください。

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