外科療法はどのようなもの?

進行した白内障の治療法のメインとなっているのが外科療法の手術で、まだ視力が残っていたり、手術に耐えられる体力がある場合にはかなり有効な方法です。

手術の内容はにごった水晶体を取り出し、代わりの眼内レンズを装着するというものですが、角膜を180度切開し水晶体嚢を円形に切って水晶体内容物を取り出す「水晶体嚢外摘出法(ECCE)」と、角膜に3mmほどの穴を開けそこから前嚢を切開し、超音波チップで水晶体内容物を粉砕、吸引する「超音波水晶体乳化吸引法(PEA)」の2つの方法があります。以前はECCEが主流でしたが、現在はほとんどがPEAを用いており、眼球のダメージを最小限に抑えられるため成功率が9割を超えています。しかし、水晶体を支える筋肉などに異常があった場合にはECCEで行うしかなく、こちらも必要な術式ではあります。

負担が大きい

局部麻酔で日帰りも可能な人間の白内障手術と比べて、犬の手術は全身麻酔で、1週間程度の入院が必要なほど負担が大きくなります。その大変な手術を成功させるには獣医師の腕や設備の充実以外に、飼い主さんの協力と犬の性格も重要です。

飼い主さんに求められるのは、手術後行う毎日の点眼や薬の服用などをきちんとできるか、定期検診に欠かさずこれるかというアフターケアの体制についてです。そして、手術に向いていない犬の性格は、触られるのに慣れていない、臆病、気質が荒い、神経質、無駄吠えが多いなどが挙げられています。手術自体は全身麻酔をかけて行いますが、入院室で騒いだり、術後に装着するエリザベステーラーを嫌がって暴れる、薬の投与を嫌がるなど、治療の妨げとなるような犬は難しいと判断されがちです。

白内障の手術は犬への負担や高額な治療費、術後ケアの難しさから、すべてのケースで施術できるわけではありません。他の疾患がないのはもちろん、網膜異常や虹彩癒着など眼球にトラブルがない、術前処置の点眼・内服投与、適切な手術設備と獣医師の手術手技、術後1カ月は治療を継続するという条件をクリアする必要があります。

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