犬用眼内レンズはどのようなものですか?

白内障の手術はにごった水晶体を取り除くために行いますが、それだけでは生活の質は向上しません。網膜に映像を映す水晶体がなくなると光が戻ったとしても、最強度遠視となり視力は戻らないのです。実際に犬の無水晶体の視力について、威嚇するときに現れる反射や眼の前での物体落下試験などの視覚検査に無反応という報告もされています。これは人間では、眼の前で手を動かされてわからない「手動弁」という状態に近いといわれています。

そこで1996年、水晶体の代わりに犬用の眼内レンズを挿入する手術が行われるようになりました。眼内レンズを使用した手術の術後調査によると、1カ月も経つと近くで動くものを追える、段差を認識できるなど視力が回復していると報告されています。眼内レンズを使わない「開眼手術」から、「視覚回復手術」へと変わっていったのです。

術後ケアが非常に重要

しかし、手術さえすれば安心かというと、そうではありません。柔軟性や安定性など性能がよくなっているとはいえ人工物を体内に挿入するので、感染症対策などの術後ケアが非常に重要です。術後1カ月の薬物療法は欠かせず、その後も飼い主さんによる長期にわたるチェック&ケアが必要になります。また、手術で視力が回復したとしても白内障の再発「後発白内障」が起きれば、再手術となります。

水晶体を取り除く手技と同じく、眼内レンズの挿入にも手技の熟練が求められます。両方の十分な練習が必要となるため白内障の手術が行える病院は少なく、治療費も5日程度の入院・手術で約35万円という高額になってしまいます。

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