ダイエットの注意点を教えて下さい

あなたは、ダイエットというとどんな方法を思い浮かべますか?運動でしょうか?食事制限でしょうか?あるいはサプリメントでしょうか?

まず私がワンちゃんの飼い主さんにお勧めするのは、「食習慣の見直し」という食事制限です。

運動はダメなのでしょうか?

決して運動がダメなのではありません。適正体重の維持には非常に有効です。

しかし体重過多のワンちゃんを運動させるには、危険を伴います。ただでさえ負担を強いられている心肺に、より無理をさせることで心不全や肺水腫になったり、あるいは様々な関節に負担をかけて関節炎やヘルニアなどを誘発したりする場合があるからです。

ではサプリメントはどうでしょう?

有効な場合もあるのでしょうが、あなたの周りを見渡してみてください。サプリメントのみで痩せたワンちゃんどころか人すらいないと思います。

そもそも体重過多とは、病気が原因でなければ食べ過ぎが原因です。適正量の食事をさせつつサプリメントを使えば有効かもしれませんが、サプリメントを使っているという安心感から食事の見直しをしない、あるいは「サプリを使っているからこれくらい大丈夫。」と、気を緩めて過剰な食事やおやつを与えてしまう飼い主さんを非常に多く目にします。

何よりも第一に必要なのは、食事を適正量にすることです。

食事の適正量とは?

まずは飼っているワンちゃんの適正体重を知る必要がありますが、一般的にはそのワンちゃんの、1歳から2歳までの頃の体重がおおよその目安です。

次に主食のフードを一日に、どの程度与えているか量ります。そしてフードの袋に書いてある体重表でワンちゃんの、決して今の体重ではなく、適正体重での量を確認します。合っていますか?ですが、もし合っていても不十分なのです。

一般的なフードの給与量の目安は、適度な運動(朝晩30~60分ほど)をしているワンちゃんのものです。運動をしていない場合は3~4割程度減らした量が適正量となります。少ないですよね、あまりにも少ない。「こんな食事量でうちのワンちゃん生きていけない。」とお思いの方は、かかりつけの病院で先生と相談しながら、減量用の処方食を使うのが早道であり確実です。

それともう一つ可能であれば、一日の食事の回数は3回以上にしましょう。特に食べるのが大好きなワンちゃんは、食事の量よりも回数で満足させ、同時に胃を小さくしていくのが目的です。

どうしても“おやつ”を欲しがるのですが…

毎日毎日、肥満のワンちゃんにおやつを与えているそこのあなた、お待たせ致しました。これからおやつについて少しだけお話しします。

おやつ、つまり食事以外の食べ物です。あなたご自身、おやつを食べながらダイエットできると思いますか?ご飯を減らし、肉を減らしてチョコレートやお菓子、ポテチなど食べ続けますか?

ダイエットの前に、まずはおやつを止めるのが正解です。ワンちゃんのおやつを止めさせられない飼い主さんは、必ずワンちゃんのダイエットに失敗しています。

肥満の原因はワンちゃんにありません

最後に一言。もう肥満の原因にお気づきのあなたは、目をそらさずに読んでください。

原因は「食べ過ぎ」ではなく「食べさせ過ぎ」、主語はあなたです。

現在、肥満は状態ではなく病気と考えられています。過剰な量の食べ物を与え続けたあなたが、ワンちゃんを肥満という病気にしたのです。あなたが責任を持って、肥満のワンちゃんを病気から救ってください。

痩せて健康になったワンちゃんが活発に、嬉しそうに走り回る様子を想像してください。若返り、子犬のようにはしゃぐワンちゃんを想像しながら、決して諦めることなく頑張りましょう。

ワンちゃんに美味しい物を与えて、喜ぶワンちゃんを見たいという欲求を、あなたはこれから捨てなくてはいけないのです。たった今から決心してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ピックアップ記事

  1. ここを読んでおられる方の中には、もう長いことワンちゃんの外耳道炎でお悩みの方もいらっしゃると思います…
  2. 「ワンちゃんに耳掃除をしてあげた方がいいのかな?耳垢が溜まるかもしれないし、放っておくとバイキンが繁…
  3. あなたは、ダイエットというとどんな方法を思い浮かべますか?運動でしょうか?食事制限でしょうか?あるい…
  4. 結論から言いますと、サプリメントは活用すると良い場合もありますが、無駄になるだけの場合も多いと思いま…
  5. 意外と飼っているワンちゃんのお口の健康を、あまり気にしない飼い主さんが多いのですが、昔から歯は健康の…

スポンサードリンク

ページ上部へ戻る