なぜ犬のワクチン接種は毎年必要なのですか?

体に入ると病気を起こす細菌やウイルス。これらの病原体から体を守るために働いているのが「抗体」。

ワクチンとは命に関わる病気の病原体を選び、体を守る「抗体」をしっかり作ってもらうように、弱くした病原体、またはその部品を薬にして注射しています。

注射してすぐは、「敵が来たぞーーーーー」と頑張って「抗体」を量産します。

ただ時間がたつにつれて、「なんだか、もう敵来ないや・・・」と、だんだんワクチンで入れた病原体に対する「抗体」を作るペースが落ちていくわけです。

ワクチンを注射したワンちゃんの、血液の中の「抗体」の量を測定してみます。

「抗体の量が減ってきたな、次のワクチンを打たないとまずいな」というのがだいたい1年くらいなのです。(ワクチンの会社がデータをくれます。)

個体差があるのですが…

「抗体」がもっと早くに減る、逆にもっと長く持続する、そういうワンちゃんもいます。

正確には定期的に血液検査をし、病原体に対する「抗体」が減ってきたらワクチンを打つのが正解かな思います。

ただワクチンに含まれる病原体全ての「抗体」を検査すると、ワクチン数本分の費用がかかってしまいます。

ならば毎年ワクチンを打った方が、注射の回数も費用も少なくて済むわけです。

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中西 遵

中西 遵広島県廿日市市 あじな動物病院 院長

投稿者プロフィール

動物のために漢方治療を始めたのは、ボロボロだった妻が漢方医の「風間先生」のおかげで元気になったことでした。私の慢性胃炎と口内炎も、先生の煎じ薬でキレイさっぱり。
それからは動物のために漢方・鍼治療・食事・・・できることが無いか日々精進。

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