認知症の予防:DHAの効用

犬の寿命が急激に伸びたのはここ30年間の話、犬の認知症が確認できたのはまだ20年前です。ですので、ちょっと前までは獣医師さえも、「10歳を越えているのだから、痴呆症状が出るのは当たり前。」ぐらいの認識でした。

しかし、人間も犬も、死ぬまで認知症の症状が出ないケースも珍しい話ではなく、獣医師の間でも、犬の認知症はある程度、予防および治療ができるという認識が定着してきました。

不飽和脂肪酸の摂取

認知症予防および進行抑制ということを考える上で、高齢犬の認知症有無における「違い」を見ていく必要があります。

研究から既に明らかになっている事が、認知症症状が出る犬と出ない犬を比較すると、「認知症の症状がある犬は、血液中の脂肪酸濃度が低い」という結果です。これを改善するためには、不飽和脂肪酸の摂取が有効ということになります。

不飽和脂肪酸とは?

不飽和脂肪酸とは、二重結合や三重結合といって、不飽和結合の炭素結合をもつ脂肪酸のことです。多価不飽和脂肪酸(高度不飽和脂肪酸、多不飽和脂肪酸、ポリエン脂肪酸とも呼びます。)として有名なものは、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸 (EPA)、ドコサヘキサエン酸 (DHA)です。多価不飽和脂肪酸のほうが、悪玉コレステロールに対する撃退能力が高いとされています。

つまりは、「認知症の症状がある犬は、血液中の脂肪酸濃度が低い」という部分を改善し、認知症予防および、進行抑制を考える上では、不飽和脂肪酸、それも多価不飽和脂肪酸として有名な、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸 (EPA)、ドコサヘキサエン酸 (DHA)を、率先して摂取する必要があります。

成犬用ドッグフードは、不飽和脂肪酸含有量が少ない

ドッグフードの主成分は、肉や穀物です。不飽和脂肪酸は、魚類や植物性油などに多く含まれています。一般的なドッグフードはまず、魚類はほぼ含まれていませんので、つまりは不飽和脂肪酸の含有量が少ないということになります。

しかし、血液中の脂肪酸濃度を上げるには、不飽和脂肪酸摂取が有効です。ゆえに、不飽和脂肪酸を多く含んだ食品を、ワンちゃんに意識的に食べさせる必要があります。

諸説ある中での一説ですが、犬の高齢化に伴い認知症が増えているというのも事実ではありますが、それと同時に、ドッグフードの普及で、認知症が増えてきたという話もあります。

昔、犬は一般的に、人間の残飯を食べていました。人間の残飯には自ずと、魚類の栄養素が含まれていて、それが自然と血液中の脂肪酸濃度を上げ、認知症を抑制していたということも考えられています。

人間の残飯を与える事が、犬にとって良いかというと、そうでもありません。犬が食べてはいけない食材も、多く含まれているからです。でも、一般的なドッグフードだけでは、不飽和脂肪酸が不足ということも事実のようです。

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