心臓病

高齢となった犬がかかりやすい病気に心臓病があります。さまざまな種類がありますが、どんな心臓病であれ発症すると、心不全も起こしやすくなるので日頃から注意をすることが大切です。

老犬がかかりやすい心臓病としては、「僧帽弁(そうぼうべん)閉鎖不全症」と「心筋症」が知られています。

小型犬は特に注意! 僧帽弁閉鎖不全症

犬の心臓病の中で最も発症率が高く、16才以上になると75%の犬が発症するともいわれている「僧帽弁閉鎖不全症」。

特にマルチーズ、チワワ、ダックスフントなどの小型犬のオスがかかりやすいようです。とはいえ、どの犬種でも発症する可能性はあるので油断大敵です。

きれいな血液を受け取り全身に送る役割を果たしている左心房と左心室の間には、血液が逆流しないように僧帽弁があります。

この僧帽弁に何らかの異常が起こって、完全に閉じなくなり血液が逆流するのが僧帽弁閉鎖不全症です。進行性のため、弁の異常や逆流量は数年の経過で増えていき、心臓の肥大化も招いてしまいます。

心臓の病気ですが胸が痛くなるようなことはなく、咳や呼吸困難など主に呼吸器系の症状が現れます。初期はほとんど症状がなく、進行期になって軽い運動での息切れや荒い呼吸によって病気に気づくことが多いようです。その後、進行が進むと安静にしていても呼吸がしにくそうだったり、食欲不振、失神などの症状も見られるようになります。

症状は10才頃から現れるようですが、年齢に関係なく、咳が治まらない、息遣いに異変がある場合にはきちんと病院で検査を受けましょう。

大型犬は特に注意! 心筋症

次に多いのが「心筋症」です。心臓を構成する筋肉に異常が起こることで全身に血液を送る機能が低下する病気で、原因不明の突発性と持病などによって起こる二次性のものがあり、犬の場合はほとんどが突発性です。

突発性の中にも「拡張型」、「肥大型」、「拘束型」の3種類があり、心臓が肥大して心室内腔が拡張する「拡張型心筋症」が一般的なようです。

この病気は加齢によって発症しやすくなりますが、特にダルメシアンやドーベルマン、アメリカン・コッカー・スパニエルなどの大型犬はかかりやすいといわれているので、心臓に過度な負担がかからないよう、日頃から注意してあげましょう。

進行性の病気なため、放っておくとどんどん悪化していってしまいます。

初期段階では、元気がない、疲れやすいなどの症状しか出ないため気がつくことは難しく、進行すると咳や呼吸困難を引き起こし、不自然にお腹が膨らんだり、失神といった症状も現れます。最悪の場合には突然死ということも起こりえるので、何か異変を感じたらすぐに動物病院で相談しましょう。上記の大型犬を飼っている場合には、定期的に心臓の検査を受けると安心です。

病気とうまくつき合う、継続的な治療を

どちらの病気も根本的な治療は難しく、強心薬や血管拡張薬、利尿薬で症状を軽くして、日常生活においても興奮させないように気をつけたり、水分・塩分の少ない食事療法を取り入れて、病気とつき合っていくしかありません。

また、治療用の特別食はあまり食べないという場合や経済的な理由で手作り食も取り入れたいという場合は、ナトリウム以外の調味に気をつけて、野菜や果物を活用するといいですね。しかし、自己判断はNGです。担当の獣医師と与えていいもの、ダメなものなど細かく相談した上で行いましょう。

心臓に負担をかけないために運動制限が必要ですが、それで肥満になるとかえって悪化してしまうので無理のない範囲の運動も大切です。

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