痴呆:老犬がかかりやすい病気

人が高齢になると認知機能に障害が現れるのと同じく、犬にも痴呆のような症状が見られることがあります。犬の寿命が延びた分、加齢にともなう脳や神経、心の病気も増えています。その中でも多いのが「痴呆」です。

症状としては、ぼんやりして感情が乏しくなる、夜鳴きをする、前にしか歩けないなど歩行障害、食事をしてもすぐほしがる、ちゃんと食べているのに体重が減る、飼い主やしつけたことを忘れるなどが挙げられます。

しかし神経系の障害であるため症状の個体差が大きく、上記以外の行動を取る場合もあります。素人が痴呆かどうかの判断をするのは難しいので、気にかかることがあるときには必ず獣医師に相談すること。

痴呆になる原因と年齢

痴呆はどの犬種でも一定の年になれば発症する可能性がありますが、一般的には柴犬などの日本犬や外飼いをしている犬に多いといわれています。

早いと7、8才から症状が出ることもあり、平均は11~13才で、15才以上になると多くの犬が発症しています。

原因については、神経細胞の衰えや脳機能を支配するホルモンの低下、脳萎縮などが考えられています。

加齢以外にも脳腫瘍などの脳疾患にかかったことのある犬は痴呆になりやすいともいわれていますが、まだ解明はされていません。人間同様、研究段階なのです。

痴呆を予防する方法

痴呆の特効薬は存在しません。発症しないように予防をするか、症状に併せた対処をして軽減を目指すしかないのです。

そこで肝心なのは予防です。

予防には大きく5つのポイントがあります。もちろん、これをやれば完全に防げるというわけではありませんが、発症を遅らせる、軽くすることは十分可能です。

ちょっと意識すれば今日からできることが多いので、愛犬が5、6才になったという方はぜひ日常生活に取り入れましょう。

  • 1.たくさん話しかける
  • 2.スキンシップをはかる
  • 3.散歩に刺激を加える
  • 4.生活に変化をつける
  • 5.DHA、EPAを摂取する

1と2は飼い主とのコミュニケーションを増やすことが目的です。
一番身近な存在の家族と触れ合う時間を取ることで、愛犬のストレスは減り細胞が活性化します。特に2は体のチェックも兼ねて、念入りに行うのがオススメです。

3と4は新たな刺激で脳を活性化させます。
犬も人と同じように新しい場所、新しい仲間と出会うとドキドキします。このドキドキが老化を遅らせて、好奇心を刺激するのです。いつもと違う公園に行ってみる、ドッグランに行って違う犬と交流するということでOK。

4は外飼いから室内飼いに変える、寝る場所を変える、新しく子犬を飼うというのも手です。
しかし多頭飼いをするには、環境的な問題や犬同士の相性もあるので、安易にやるのは避けましょう。

5は加齢による神経細胞の衰えを補います。
魚類に含まれる不飽和脂肪酸には、血液をサラサラにして神経細胞の働きを高める効果があるといわれています。免疫機能を高める効果もあるので、獣医師と相談の上、サプリメントなどで与えるといいでしょう。

犬の行動、気持ちに寄り添うこと

痴呆に特定の治療法はありません。

DHAなどのサプリメントを与えることで神経細胞を活性化させつつ、ひとつひとつの症状に対処していくしかないのです。

例えば夜鳴きをする場合には日光浴で体内時計を調整すると改善されるケースが多いです。昼間散歩に行くのがオススメですが、日なたぼっこをさせるだけでも効果はあります。

それと同時に、体の不調や寝床の不備など夜鳴きをする理由があるかどうかちゃんと確認しましょう。

歩行障害がある場合にはバスマットなどをつなげて円形のケージを作り、その中に入れてあげるのがオススメです。角がないのではまることもなく、ぶつかっても痛くありません。

食事をたくさんほしがるときには、回数を増やして食べたい気持ちを満たしてあげます。

痴呆による異常食欲は多少食べすぎても、下痢をしたり太ったりしないのが特徴なので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。とはいえ吐くまで与えたり、カロリーの高いものをあげるのはNGです。

食事の総量はあまり変えず、一回の量を減らすことで回数を増やせば、愛犬も満足感を得られます。

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